2014(平成26)年の法語

表紙

称名とは み名を 聞くことであります

足利 浄圓
1月

み仏の み名を称ふるわが声は わが声ながら たふとかりけり

甲斐 和里子
2月

人は 法を求めるに止まって 法に生きることを 忘れている

高光 大船
3月

帰ってゆくべき世界は 今遇(あ)う光によって 知らされる

浅井 成海
4月

一切は 縁において生まれ 縁においてあり 縁において去っていく

宮城 顗
5月

きのう聞くも 今日またきくも ぜひに来いとの およびごえ

お軽
6月

深い悲しみ 苦しみを通してのみ 見えてくる世界がある

平野 恵子
7月

本当の相(すがた)になる これが 仏(ぶつ)の教えの目的である

暁烏 敏
8月

拝まない者も おがまれている 拝まないときも おがまれている

東井 義雄
9月

お念仏は 讃嘆(さんだん)であり 懺悔(さんげ)である

金子 大榮
10月

ただ念仏せよ 念仏せよ 大悲回向(だいひえこう)の 南無阿弥陀仏

梅原 真隆
11月

衆生に かけられた大悲は 無倦(むけん)である

廣瀬 杲
12月

永遠の拠(よ)り所(どころ)を 与えてくださるのが 南無阿弥陀仏の 生活である

坂東 性純

「今月の法語」は、真宗教団連合発行の『法語カレンダー』に掲載の月々の法語をご紹介しています。
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