真宗興正派 興正寺
所在地 | 京都市下京区堀川通七条上ル |
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連絡先 | TEL 075-371-0075(代) |
門 主 | 第31世門主 華園 真暢(釋 本顕) |
宗務総長 | 秦 直樹 |
公式サイト | |
報恩講 | 11月21日~28日 |
沿革
興正寺は、真宗興正派の本山で、佛光寺第十四代経豪上人が住職を弟に譲られ、本願寺の蓮如上人に帰依し名を「蓮教」と改め、山科郷に坊舎を創して佛光寺の旧号「興正寺」を称したことに始まります。 蓮教上人は、佛光寺を離れるに際して、端坊や東坊ら多数の門徒を率いて本願寺教団に加わられ、続く蓮秀上人は、九州・中国など西日本を中心に門末を広げられました。江戸時代には西本願寺教団に属していましたが、1876(明治9)年に220余ヵ寺を率いて独立しました。
寺基は、天文年間に山科から大坂の天満に移し、1591(天正19)年には本願寺とともに現在の境内地である京都七条堀川に移転しました。本堂は一つ御堂として崇敬を集めましたが、1902(明治35)年に焼失。親鸞聖人六百五十回大遠忌にむけ再建され、1912(明治45)年に阿弥陀堂と御影堂の両堂様式として完成しました。
境内と建物
阿弥陀堂
二層式の屋根をもつ興正寺の本堂で、本尊の阿弥陀如来が安置されています。1902(明治35)年11月29日、それまでの本堂であった「ひとつ御堂(みどう)」が消失しました。この本堂は1912(明治45)年の宗祖650回大遠忌を経て、1915(大正4)年に再建されたものです。
御影堂
宗祖親鸞聖人の御真影を安置する御堂で、聖人40歳の姿と伝えられる木像が安置されています。1902(明治35)年の火災で失われた本堂の再建に際して、両堂形式の御堂が懇望され、新たにこの御影堂が建立されることとなりました。1912(明治45)年の宗祖650回大遠忌を期に完成されたものです。
鐘楼
鐘楼は境内東南のすみにあり、1774(安永3)年、皇太后恭礼門院が先帝桃園天皇の忌に当たり、梵鐘と共に寄進されたもので、鐘楼に階層を設けているのは特別に許されたものです。
経蔵
経蔵は1848(嘉永元)年竣工。孝明天皇より「法宝蔵」の勅額が下賜されました。額字は右大臣近衛忠熈公の筆。経蔵に勅額が下賜されたのは異例のことです。
年間行事
1月1日~3日 | 修正会 |
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正当の御忌日 | 歴代門主祥月法要 |
1月25日 | 法然上人祥月 |
2月22日 | 聖徳太子祥月 |
3月7日間 | 春季彼岸会 |
4月 | 春の法要 |
7月14日・15日 | 盂蘭盆会 |
9月7日間 | 秋季彼岸会 |
11月21日より28日 | 報恩講 |
12月31日 | 除夜会 |
アクセス
交通案内
- JR京都駅より
- 市バス9番、28番、33番、75番、208番に乗車、『七条堀川』で下車。