真宗誠照寺派 誠照寺
所在地 | 福井県鯖江市本町3丁目2-38 |
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連絡先 | TEL 0778-54-0001(代) |
法 主 | 第30代法主 二條 秀瑞 |
宗務長 | 加茂 博史 |
公式サイト | |
報恩講 | 11月21日~28日 |
沿革
誠照寺(じょうしょうじ)は、真宗誠照寺派の本山で福井県鯖江市にあり、鯖江(さばえ)本山とも呼ばれています。鯖江市は誠照寺の寺領、門前町として栄えた街です。誠照寺は真宗門徒のよりどころであり、「誠市」などいろいろな催しを通して、地域社会に根差した本山となっています。
誠照寺の起源は、1207(承元元)年親鸞聖人が越後にご配流の途中、上野ヶ原の波多野景之の屋敷に滞在され、弥陀本願の要法を説かれた事がはじまりとされています。当初真照寺と称しましたが、1437(永享9)年に後花園天皇より誠照寺の寺号を賜りました。戦国時代の一向一揆との争いや秀吉による焼き討ちにより伽藍を焼失しましたが、江戸時代に復興され今に至っています。
境内と建物
阿弥陀堂(福井県指定文化財)
1887(明治20)年再建。御本尊には閻浮檀金手引(えんぶだんごんてびき)阿弥陀如来が安置され、毎年御本尊入山記念日の8月15日に御開扉されています。御宮殿は1753(宝暦3)年の作。脇檀には聖徳太子御木像、法然上人御影、余間には龍樹、天親、曇鸞、道綽、善導、源信各々の御影が安置されています。
御影堂(福井県指定文化財)
1877(明治10)年再建。二十間四面の総欅入母屋造りで、福井県内最大級の木造建築です。内陣中央に親鸞聖人の御木像、並びに歴代法主の連座の御影を安置し、両余間には九字(南無不可思議光如来)、十字(帰命盡十方無碍光如来)の名号が掛けられています。
四足門(福井県指定文化財)
1779(安永8)年再建。もとは第七代秀応上人のとき、後土御門天皇の勅許により1466(文正元)年に創建されたものです。現在の四足門は「鳥棲まずの門」ともいわれ、左甚五郎作の彫刻とされています。
鐘楼堂(鯖江市指定文化財)
1846(弘化3)年再建。当時の建築技術の粋を集めて建立されました。 洪鐘は1756(宝暦6)年大阪の冶工、大谷相模椽藤原正次の鋳造で、第2次世界大戦中にも准国宝の名鐘として供出を免れ、今に受け継がれています。
上野別堂(本尊:鯖江市指定文化財)
上野別堂は親鸞聖人ご流罪途中に、越前上野ヶ原の波多野景之の屋敷に輿車を留め、説法をされたことにちなんで「車の道場」とよばれています。王山のふもとに位置し、現在は本山の別院「光暁寺」となっています。御本尊は慈覚大師直作といわれる木造阿弥陀如来坐像で、親鸞聖人背負の御木像とされています。
年間行事
3月18日~24日 | 春季彼岸会法要 |
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4月9日 | 車の道場 春の法要 |
6月18日~19日 | 麦参り法要(開基如覚上人御命日) |
8月14日~15日 | 盂蘭盆会 |
8月16日 | 車の道場 盆会法要 |
8月18日~19日 | お寄り(総門徒盆会) |
9月20日~26日 | 秋季彼岸会法要 |
11月9日 | 車の道場 報恩講 |
11月21日~28日 | 御正忌報恩講 |
12月5日~6日 | 御紐納め(中興秀諴上人御命日) |
アクセス
交通案内
- 電車でお越しの場合
- JR鯖江駅より徒歩10分。福井鉄道西鯖江駅より徒歩5分。
- 車でお越しの場合
- 北陸自動車道鯖江ICから約5分。