2004(平成16)年の法語

表紙

他力と言うは 如来の本願力なり

宗祖親鸞聖人
1月

いままで 見えていなかった世界を
見せてくださる 「智慧(ちえ)の光」

東井 義雄
2月

人生とは その日 その日の
法縁(ほうえん)である

金子 大榮
3月

仏光(ぶっこう)のもとに
われかしこしの 慢心(まんしん)が砕かれ
卑屈(ひくつ)の心も洗われる

花田 正夫
4月

他力の信心を 獲得(ぎゃくとく)するのは
ただ法を聞くという 道しかない

霊山 勝海
5月

私のあたまに つのがあった
つきあたって折れてわかった

榎本 栄一
6月

手に合わない 厄介(やっかい)な我の心を
如来の大きな御手(みて)に お渡しする

甲斐 和里子
7月

念仏の道は 如来の開かせたまえる
人間の道である

池山 栄吉
8月

生きている という事は決して
私の力ではないのだ

高松 信英
9月

自力の念仏そのまんま
他力とわかる時がくる

木村 無相
10月

失敗は むしろ自分を知るために
必要な材料である

平沢 興
11月

かけがえのない 自分の人生を
そのまま受け取れない 自分がいる

二階堂 行邦
12月

私どもが 自力と 考えていること
全体が 他力の中にある

里見 淳英

「今月の法語」は、真宗教団連合発行の『法語カレンダー』に掲載の月々の法語をご紹介しています。
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