箱根親鸞聖人が帰洛の途に立ち寄られた箱根の地

萬福寺まんぷくじ

萬福寺

1234(文歴1)年、親鸞聖人は関東での生活を終えられ、帰洛の途につかれた。途中、箱根山の難所を越えて箱根権現にさしかかられた際、権現の夢告を受けた社人らによって温かく迎えられ、三日間この地に留まられたという。その際、聖人は自作の御影と十字名号を箱根権現に授与されたといい、その伝承を今に伝えるのが当寺である。現在も芦ノ湖を望む地にあり、明治の廃仏毀釈の際に箱根権現から移された夢告の阿弥陀如来像を蔵する。付近には、関東から付き添ってきた性信房と聖人とが、腰掛けて別れを惜しんだという「別れの石」や、箱根神社(権現跡)などの旧跡が点在している。

正式名称 箱根山 萬福寺
住所 神奈川県足柄下郡箱根町箱根228
アクセス ●バス・電車で
バス・JR東海道本線・私鉄小田急線「小田原駅」東口より箱根登山バス「箱根町行」終点下車、徒歩3分。

●車で
箱根新道「芦ノ湖大観IC」より2分。
駐車場 有り(10台駐車可) 但し、乗用車に限る
参拝 9:00~17:00
休日(年末年始 12/28~1/3)
お問合せ TEL 0460-83-6266
FAX 0460-83-6588

近江-京都の御旧跡