テーマ | いのちの尊厳 ~真宗教団は何故「同和」問題に取り組むのか~ |
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開催期間 | 平成17(2005)年9月29日(木)から30日(金)まで |
会場 | 真宗大谷派宗務所 (京都市下京区烏丸七条上る) |
真宗教団連合は、部落差別の問題を念仏者の課題として取り組んでおり、「同和」問題と靖国問題を隔年でテーマとして取り上げて、研修会を行っている。
平成17(2005)年度は、真宗大谷派宗務所を会場として9月29日(木)から30日(金)までの期間で開催し、真宗10派と各支部・地区からの出席者等60人余りが参加した。
29日は、小森龍邦氏(部落解放同盟広島県連顧問・元衆議院議員)から「真宗教団に期待するものー部落解放の立場からー」と題して差別問題に関する提言をいただくとともに、2日間にわたり尾畑文正氏(同朋大学教授)から基調講義「真宗と差別問題—見失われた首の飛ぶような念仏—」を受けた。
身近に被差別部落がないので差別問題への関心は低かったという参加者もいる中で、「同和」問題に真宗僧侶としてどのように取り組むべきなのかということが話し合われ、考究を通して、私たちが社会の中で関係性を生きている以上、差別の問題とは無関係ではいられないということが確認された。
講義録